海外医療協力医師研修受け入れを行っています
2017年1月18日(水)より、NPO法人ワンダイムの海外医療協力の一環で、バングラデシュより、 整形外科医のニシャット先生が来日、受け入れ先の新生病院で研修しています。2月27日(月)まで新生病院で、主に整形外科と形成外科の手術、病棟回診、外来診療や処置の見学研修を行っています。
研修内容
ニシャット先生は主に整形外科と形成外科の手術、病棟回診、外来診療や処置の見学研修を行い、以下のようなスケジュールで動いています。
月:整形外科 手術(手術室)、一般病棟回診
火:形成外科 外来診療、処置、手術(外来)
水:整形外科 外来診療、処置、手術(時々。手術室)、日本語ボランティアチューター
木:整形外科 回復期病棟回診、外来診療、処置、手術(時々。手術室)
金:形成外科 手術(手術室)、外来診療、処置
土日:基本的にオフ。自習。時によって先生方との交流(スキー、ウィンタースポーツ観戦、観光など)
この研修に対するワンダイムの想い
ワンダイムでは、現地医師の研修受け入れを通して、日本の医療をご自身の目で見て、肌で感じて、バングラデシュでの医療との違い、どうして違うのかなど振り返っていただく機会にしてほしいと思っています。そして、持ち帰れる知識や技術は持ち帰って、現地にとって良いもの、合うもの、現地の患者さんのためになるものは、ぜひ現地でも、できることから試していただけたらと思います。
また、ニシャット先生が勤務している山形=ダッカ友好病院のラーマン院長と、農村地域のカウンターパート病院であるジョイラムクラクリスチャン病院のレマ院長には、今回のニシャット先生をジョイラムクラ病院に定期的に派遣し、医師が不足している整形外科の手術、診療のサポートにあたっていただくことができるよう、具体的な体制づくりをお願いしています。ジョイラムクラ病院では、現在、週1回、ダッカから麻酔医が来て毎週月曜日に全身麻酔下での手術(主に外科、産婦人科など)を行っていますが、同じようにニシャット先生が定期的に来て、整形外科の手術、診療をサポートすることができれば、地域の医療ニーズを少しでも満たすことができるのではないか、また、日本から現地に行って医療協力活動をする機会には術後管理など頼むことができるのではないかと期待しています。