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活動レポート

メイプルの種を植えました

1月、ボランティアの方にご協力頂き、新プロジェクト「メイプルの森づくり活動」の第一歩となるメイプルの種蒔きを行いました。

カナダから空輸され、長い旅を経て小布施にやってきたメイプルの種。今回はカナダ北部産と南部産の種、2種類を植え付けました。なぜこんな寒い時期に?と思うかもしれませんが、メイプルは低温要求性種子のため、ある程度の期間低温である条件が必要なのです。

今回は、1.直植え 2.プランターに加えて3.冷蔵庫にもベッドを用意しました。これは、外気温で低温期間を確保できない場合、湿らせた土やペーパーなどと一緒に一定期間冷蔵庫に入れて、低温条件を人工的に作り出す方法もあるとボランティアさんに教えて頂いたので実験的にやってみることにしました。

1.直植えは北と南の種を3畝ずつ、計6畝 2.プランターは北と南の種を2つずつ、計4つ 3.余った種を冷蔵庫で保管します。

土を掘って種を植えるという感覚ではなく、土を少し掻く程度(地面から1-2cm)の所にメイプルの種10粒前後を蒔き、土を優しくかぶせるイメージで植えていきます。地中深く植えるのではなく、なるべく浅く植えるのがポイントなのです。無事芽が出てくれるよう祈りを込めて丁寧に植えていきました。


冷蔵庫には、ビニール袋に水で濡らして折りたたんだペーパー(ティッシュペーパー、キッチンペーパー等)を入れ、ペーパーと種がくっつかないよう間隔を空けて折りたたんでいきます。この時、ペーパーに含まれた水分が適度な状態で種に行き渡るよう、間隔に注意しなければなりません。これを冷蔵庫で保管し、発芽の状況を観察していきます。

種の休眠が深いなど条件が揃わない場合は、発芽まで時間がかかる事もあり3年程してから「やっと芽が出た!」というケースもあるそうです。諦めず、気長に待つ気持ちも大切ですね。

メイプルの種が、この小布施の地でどのように育ってくれるのか楽しみで仕方ありません。寒い冬を越え、春にどんな成長が確認できるかまたご報告します。

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