【メイプル成長日記】力強い芽が出てきました
春の訪れを肌で感じるような暖かい陽気が続き、病院内の梅や桜も開花の時を迎える準備をしています。メイプルの森を夢見て、種蒔きを行ってから3ヵ月。冬の寒さや大雪に耐え、土の中でちゃんと育ってくれているのか、春に芽が出てくれるのか、初めての試みだったこともあり期待と不安が入り混じった気持ちで成長を見守ってきました。
そして本日、可愛く、力強いメイプルの芽をしっかり確認することができました!
前回のレポートでご紹介しました3種類の種蒔き法のうち、今回発芽が確認できたのは直植えのベッドで、プランター、冷蔵庫それぞれのベッドでは特に変化が観察出来ませんでした。人工的に作った環境では難しいことを実感すると共に、直植えのように大地に育まれた環境がいかに素晴らしく、自然が偉大であることを改めて感じた瞬間でした。私たちがメイプルの生育指導を受けているボランティアさんから「一度で諦めないで、気長に待つことも大切だよ」とアドバイス頂いているので、プランター、冷蔵庫のベッドも改良を加えながら引き続き観察していきます。
待望のメイプルの芽は、同時に植えたカナダ北部産、南部産の2種類の種の中でも、南部の種が若干多く発芽している状況です。同じ種でも、北部産と南部産で違いが見られたのも面白い発見で、小布施の土壌により適しているのはどちらなのか、しっかり見極めていきたいと思います。
着実に成長しているメイプルの芽をしっかり守り、未来へと繋いでいきます。