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特定医療法人新生病院はその起源を1932年(昭和7年)に開所された「新生療養所(New Life Sanatorium)」にまでさかのぼります。新生療養所はカナダのキリスト教会である「カナダ聖公会」が設立した結核療養所です。
結核は当時、“不治の病(やまい)”と呼ばれ日本中に蔓延していました。日本で宣教していたカナダ聖公会の宣教師たちはこの問題を何とか解決したいと考え本国に支援を求め、療養所の開設に至ったのでした。病気の性格上なかなか候補地が決まりませんでしたが、当時の小布施村長の決断と村民の理解によってここ小布施の地に設立されたのでした。
初代の所長R.K.スタート博士は、当時の最先端の医療で患者さんの診療にあたり、その結果、日本中から多くの結核患者さんが治療を受けるため来所しました。スタート所長の医療技術や人格に加えて看護師や職員の患者さんに対する姿勢も献身的であったことが、多くの来所者に繋がっていたのです。その姿は今日まで病院の精神的支柱として受け継がれています。
当初、結核療養所であった新生病院は戦中の困難を乗り越え、戦後も結核治療に専念してきましたが、結核の減少に伴い、一般病院として生まれ変わり今日に至っています。
現在は地域包括ケア病棟、療養病棟、回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟を擁し、また、訪問診療・リハビリテーションなども多くの皆様にご利用いただいており、地域密着型の中核病院、コミュニティホスピタル、在宅医療支援病院としてその役割を担わせていただいております。
自然豊かで人情味に溢れたこの小布施の地において、かつて、新しい生命(いのち)の回復を願って命名された「新生(New Life)」病院が皆さまのLIFEを「生命」のみならず、「生活」やさらに「人生」にまで広くとらえて、これからも質の高い、きめの細かい医療・看護・介護を実践致したく思います。皆様から信頼され、私どもが皆様のLIFEについて少しでもお支えができるよう懸命に努めることをお誓いします。
今後とも時代の要請や皆様のお気持ちにそいながら、その責任と節度を常に振り返りつつ、その責務を果たしてまいります。
特定医療法人新生病院は、地域包括ケア、回復期リハビリテーション、療養、緩和ケアそれぞれの役割と機能をもつ4つの病棟を擁し、その機能を活かして入院を必要とする患者さんの病状や目的によって最適な環境を提供し、私たちができるベストなケアとは何かを日々考え実践しております。
当院では入院中の患者さんの状態を看させていただくだけでなく、生活をされてきた入院前の環境や歩まれてきた人生、価値観に目を向け、その患者さんの在り方から退院後に住み慣れた生活の場に安心して戻れるよう、そして暮らせるよう、訪問診療や訪問リハビリ、訪問看護・介護サービスと協働し、看護師だけではなく医師やリハビリ職・介護職をはじめ、ソーシャルワーカーや事務職など多職種で連携を図りながら、患者さんとご家族をサポートしております。
また、より質の高いサポート・ケアが行えるよう人財育成にも力を入れております。生活の場においても入院時においても、看ることができる包括的な視点をもつ看護師をはじめとした職員の育成と、認定看護師を中心とした専門的な視点から患者さんの生活支援が行えるよう看護ケアの教育体制を整備しております。職員一人ひとりが目標をもち、活き活きと働くことで患者さんやご家族にもその活力をお届けしたいと思っております。
私たちは、病気や障がいなど、患者さんとご家族の人生において大きな出来事をきっかけにご縁をいただいておりますが、この新生病院も遠くカナダの方々と小布施町の人達とのご縁から今に至っております。その様々なご縁に感謝し、困った時に頼れる身近な病院として地域に貢献できるよう努力してまいります。
人口の高齢化や核家族化、社会状況の変化などによって、患者さんが必要としている支援はますます多様化・個別化しています。
複数の病気や障がいを抱える高齢者においては、必ずしも治癒ばかりが医療のゴールではなく、治療よりもむしろ、その患者さんが病気や障がいと付き合いながら、どうすればよりよく生きられるかといった、生活の質を重視した医療やケアが求められています。
さらに、身体的な課題から社会的、経済的な課題まで、高齢者が向き合わなければならない課題は多岐に渡ります。高齢単身世帯や高齢夫婦世帯の増加により、そうした方々の生活を支える介護状況もさまざまです。
当院では、こうした患者さんの多様な身体的、社会的ニーズに応えていくために、医師や看護師はもとより、薬剤師、リハビリ職、検査技師、管理栄養士、ソーシャルワーカー、事務職をも含めた多職種が、それぞれの専門性を持ちより協働して、一人ひとりの患者さんが必要とする医療やケアを提供してまいります。
生活の質を重視した医療やケアを行うために最適な環境は、その方が長年生活してきた住まいや地域にあるはずです。
私たちは外来や入院を待つだけでなく、私たちから自宅や施設へお伺いすることで、病気や障がいを抱えていても、患者さんが希望する場所で質の高い医療サービスが受けられる、在宅療養という選択肢のある地域社会の実現に貢献してまいります。
キリストの教えと行いに学び、「全人医療」を実践します
全ての人々に、人や人種による差別なく、小布施という「地域」の中から「世界中」の人々に。
キリストの精神である「仕える」ことによって「新たな生」が始まります。
命の尊厳
私たちは命の尊厳を大切にした医療に取り組みます。連携
私たちは、小布施町を中心とした「地域」の中で、医療・福祉・保健・介護・行政を担う各機関との連携を通して、命の尊厳と質を患者さんとともに追求できる医療体制の構築に取り組みます。人財の育成
私たちは、業務の遂行を通して、社会に貢献することを喜びとする人財の育成に努めます。健全経営体質
私たちは、良質な医療を安定・継続して提供できるよう、健全な経営の構築に努めます。法人名 | 特定医療法人 新生病院 |
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所在地 |
〒381-0295 長野県上高井郡小布施町851番地 |
電話番号 | 026-247-2033 |
FAX番号 | 026-247-4727 |
URL | https://www.newlife.or.jp/ |
理事長 | 大生 定義 |
常務理事 | 荒木 庸輔 |
理事・監事 | 理事・監事についてはこちらをご覧ください |
評議員 | 評議員についてはこちらをご覧ください |
創立年月日 | 1932年(昭和7年)10月18日 |
職員数 | 職員数についてはこちらをご覧ください |
組織図 | 組織図はこちらをご覧ください。 |
事業内容 | 病院 |
新生病院の歴史は、結核療養所としてスタートしました。結核治療から高齢者医療へ、そして現在の医療へと姿・形を変え、その時代時代の必要に応えています。
1932年(昭和 7年) |
カナダ聖公会により、新生療養所(結核療養所)として創立(50床) 初代所長、R.K. スタート博士(10月18日が創立記念日) |
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1934年(昭和 9年) | 15床増床(65床)新生礼拝堂建設 |
1935年(昭和10年) | 20床増床(85床) |
1940年(昭和15年) | 戦時色強まり、カナダ人職員帰国。療養所経営も次第に困難になる |
1945年(昭和20年) | 太平洋戦争終戦 |
1948年(昭和23年) | スタート博士再来日、所長に再就任(~1953年) |
1962年(昭和37年) | 長野に支所として「新生クリニック」を開設(~1973年) |
1968年(昭和43年) | 新生療養所を「新生病院」に改称。一般病院として再出発 |
1969年(昭和44年) | 一般病床:63床 結核病床:55床 合計:118床に増床 |
1974年(昭和49年) | 一般病床:94床 結核病床:23床 合計:117床に変更 |
1978年(昭和53年) | 結核患者の入院停止。一般病床:117床に変更 |
1980年(昭和55年) | 本館病棟落成。一般病床:16床増床(133床) |
1981年(昭和56年) | マーガレット女子寮(看護師寮)落成 |
1985年(昭和60年) | 医療法人を設立し事業移管。新館病棟落成。一般病床:25床増床(158床) |
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1986年(昭和61年) | ボランティア活動の促進。入浴サービスの実施 訪問看護開始 |
1987年(昭和62年) | 遊歩道の整備及び環境整備行う。広報活動及び「病院だより」の発刊 |
1988年(昭和63年) |
開業医とのオープンシステム化。デイホーム「さくらの園」開設。健康管理室の設置 院内保育所「すみれ保育所」開設(~1998年) ターミナルケア学習会開始 ホスピス構想準備 |
1989年(平成元年) | アジアより研修生受入開始(バングラデシュ、中国他) |
1990年(平成 2年) |
救急病院の指定を受ける 福利厚生施設、オープンスペース「メイプル」落成 |
1997年(平成 9年) | 緩和ケア病棟竣工(10床) |
1998年(平成10年) |
療養型病床群開設に伴い7床減床(151床) 療養型病床群・緩和ケア病床認可 |
2003年(平成15年) | 法人格を医療法人から特定医療法人に変更 |
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2004年(平成16年) |
亜急性期病室として6床設置。(4月) 病床数を4床増床(155床) 病院改築工事着工。新礼拝室竣工 |
2005年(平成17年) |
(財)日本医療機能評価機構より「認定医療機関」として認定(2月) 新給食棟竣工 旧給食棟・歯科口腔外科棟解体 緩和ケア病棟を2床増床(155床)(4月) |
2006年(平成18年) |
緩和ケア病棟を8床増床(155床)(1月) 亜急性期病床を2床増床(155床)(1月) 改築に伴い介護病床を2床減床(155床)(1月) 新生病院地域医療福祉センターを開設、法人の事業体を新生病院、健康管理センター、地域医療福祉センターに発展的分化 事務部を廃止し、3事業体に関わる法人事務局を開設 回復期リハビリテーション病棟40床を開床(6月) 増築棟竣工(7月) 訪問看護ステーションおぶせ開設(8月) |
2010年(平成22年) | オーダリングシステム稼働(9月) |
2011年(平成23年) |
「訪問看護ステーションおぶせ」を訪問看護ステーション希望(のぞみ)に改称し、中野市に「ほくしんサテライト」を開設(8月) 放射線画像診断システム(PACS)導入(9月) 院内保育施設「ミス・パウル保育園」開設(10月) |
2013年(平成25年) |
小布施町との協働による健康と交流によるまちづくり推進に関する協定を締結 X線骨密度測定装置(DEXA)導入(7月) 通所リハビリテーション・パワーリハビリ機器設置(9月) |
2014年(平成26年) |
小布施町民を対象とした運動機能の追跡調査「おぶせスタディ」開始(10月) 一般病棟に「地域包括ケア病床(6床)」開設(10月) |
2015年(平成27年) |
電子カルテシステム導入(9月) 「特定非営利活動法人(NPO法人)パウル会」設立にともない、「訪問看護ステーション希望」「居宅介護支援事業所かえで」をパウル会に移管(9月) |
2016年(平成28年) | 地域包括ケア病床を4床増床(155床)(11月) |
2017年(平成29年) |
地域包括ケア病床を10床増床(155床)(4月) 町宝「ミス・パウル記念館」移築(2018.3月) |
2019年(令和元年) |
特定非営利活動法人(NPO法人)ワンダイムと共同で病院東側庭園大規模整備(8月) 台風19号被害による近隣被災病院患者の受け入れ(10月) 地域包括ケア病床を18床に変更(2020.2月) |
2020年(令和2年) |
ご寄附により患者搬送車(竹村号)を導入(5月) 初の試みとなるWEB新生病院祭の開催(10月) |
2021年(令和3年) | 新型コロナウイルス院内感染により、入・転院受入れ、外来診療、通所リハビリテーションのサービス提供休止(4月~5月)地域包括ケア病床を18床増床し、全床(36床)地域包括ケア病棟に変更(155床) |
2022年(令和4年) |
ホームページリニューアルオープン(4月) 喀痰吸引等研修(第二号研修)の研修機関登録・開始(4月) 通所リハビリテーション浴室増設(7月) 新生病院グループ創立90周年記念式典・院長講演・記念コンサート開催(10月) 「賢者たちの森(公園)」竣工式(10月) |
2023年(令和5年) |
業務用スマートフォンの導入 [第一期](7月) 新生病院公式Instagram、Facebook アカウント開設(7月) |
1932年(昭和7年)、カナダ聖公会が日本の結核治療のため「新生療養所」をここ小布施の地に設立して以来約90年、特定医療法人新生病院はこの地域に根差した病院として使命を担わせていただいております。
一人ひとりが住み慣れた地域で安心して生活を送れるよう、「新生(New Life)」病院が提供できる機能を最大限活用し、利用してくださる方々のニーズに合った医療を提供できる病院として、これからもその責務を果たしてまいります。
いただいたご寄附は、「メイプル募金」として、皆さんの健康と生活を支えるために大切に活用させていただきます。
寄附金は、次の目的で活用させていただきます。
特定医療法人新生病院内でお受け致しますのでお申し出ください。その際、「寄附金等申出書」をお渡しいたしますので必要事項のご記入をお願いいたします。
※寄附金等申出書はこちらからもダウンロードできます。
担当窓口:特定医療法人新生病院 法人事務局
住所:〒381-0295 長野県上高井郡小布施町851番地
TEL:026-247-2033
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